もう一つ判ったこと...なるほどねぇ。

 QNAPはNAS用のHDDとして、WDのREDシリーズなど特定のHDDを使用することを推奨している。いずれも省電力運転・長時間安定連続運転をうたうもので、高速応答性を売り物にするものとは一線を画しているような気がしてみていた。

 今回、WDのRED(5400回転のもの)と日立のHGST(7200回転のもの)を組み合わせてみたが、長時間の動作を扇風機で風を当てながら見守った経験から、判ったことがもう一つありました。

 それはHDDの動作中の温度(発熱)です。WDの方は41℃止まりなのですが、HGSTの方は46℃まで上昇します(QNAPのシステムボードの温度は41℃)。


イメージ 1
画像はおいらのPC画面のハードコピーに黄色い下線を追加してあります



 おいらの部屋はエアコン用のスリーブが取り付けられていないので、エアコンなしですが、廊下の扉と居間の扉を開放して少しでも涼しくなるようにしています。でも日中の室温は29℃近くまで上がりますので、扇風機による風冷は必要かもしれません。



 WDのRED1台の場合、夜間は風冷なしでも39℃で安定してました。このときシステムボードは41℃でした。



 長くなってしまいましたが、結論を言うとQNAPの指定外のHDDを使用すると温度上昇が40℃を超え、QNAPの温度環境が悪くなりやがては動作に支障をきたすリスクが高くなるということです。


 もちろん設置場所がエアコン常時運転のキンキンに冷え切ったコンピュータールームならそんな心配はいらないでしょうが、普通の家でひょっとしたら戸棚の奥に押し込められそうなNASですのでその辺のことをよく考えた結果、そのようなHDDを選定しているのかなぁと思った次第です。



 やっぱ、日立のHGSTはWDのREDに置き換えなくてはダメなのかもしれません。するとHDD 1台交換によるリビルド作業がまた一晩...。まぁしようがないかもしれませんねぇ。



 いや、一寸待て...。QNAP本体の冷却ファンを交換して冷却能力をパワーアップするなんてのも良いかもしれないなぁ。

 また余計なことを考えているおいらがここに居ます。ほんとにこまったものだ。次から次へと...。